仙台市内の無職の男性が、LINEで知り合った女を装う人物から投資話を持ちかけられて、現金約2860万円をだまし取られました。
警察が、SNS型ロマンス詐欺事件として調べています。
被害にあったのは、仙台市青葉区に住む60代の男性です。
警察によりますと、男性は2025年5月中旬、メッセージアプリの「LINE」で話し相手として知り合った「安月」と名乗る20代の女性を装う人物から、「困った時に助けてくれる先生」として「ジョナサン」を名乗る人物を紹介されました。
男性は、ジョナサンからの指示に従い、投資サイトでスマホを操作していたところ、「4000万円の利益が出た」などと言われたということです。
その後、男性が20代の女性を装う人物に出金の方法を相談したところ、今度は、台湾の証券取引所の職員「あんな」を名乗る人物を紹介されて、「引き出すには取り引きを活性化させる必要がある」と言われたということです。
話を信じた男性は、2025年6月16日までの間、指示された口座に27回にわたって現金約2860万円を入金したということです。
その後、一向に現金を引き出せないことなどから不安に思った男性が警察に相談し、事件が発覚しました。警察がSNS型ロマンス詐欺事件として調べています。