大分市の公園管理業務をめぐる入札妨害事件で、公契約関係競売入札妨害の罪に問われている業者の男の初公判が大分地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
公契約関係競売入札の罪に問われているのは、大分市の造園会社社長、新名公明被告(58)です。起訴状によりますと新名被告は市が発注した入札の予定価格を聞き出すよう元大分市議に依頼して入札した罪に問われています。

大分地裁で開かれた4日の初公判で新名被告は起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で「新名被告は元市議を県造園業協会の顧問に推薦する見返りに市が発注した公園の管理業務委託の予定価格を職員から入手するよう依頼した」と事件の経緯を指摘しました。
その後、新名被告は指名競争入札で予定価格399万円と同額で落札したとされています。