環境問題やリサイクルへの意識を高めてもらおうと、高知県土佐市の小学校で環境に関する授業が行われました。

海洋ごみを減らす目的で授業が行われたのは土佐市の新居小学校です。土佐市とサンシャイン、食品トレーを作る「エフピコ」が協力して初めて開催しました。3年生と4年生合わせて7人が参加。海や川に落ちているごみの種類を比べたり、サンシャイン全店舗で、1000万枚を超える食品トレーが回収されていることを学んだりして、環境問題を自分事として考えていました。

(4年生)
「海岸に流れついたごみは浮きやすいものが多いと思います。川岸、川のそばでみつかるごみは家で使うものや、使った後のごみが多いです」

子どもたちはこの後、リサイクルを呼びかけるための漫画制作に挑戦。土佐市の他の小学校でも同じ取り組みが行われることになっていて、選ばれた作品は、サンシャインで販売される商品の、食品トレーに印刷されます。子どもたちは「リサイクルの過程を漫画にしたい」、「トレーの分別方法を紹介したい」などの案を出し合っていました。

(3年生)
「トレーなどを捨てていいのか、リサイクルして良いのと、してはいけないのがあるのを初めて知りました」

(4年生)
「(ごみは)捨てられるだけじゃなくて、生まれ変わることができることが分かりました。まわりの人にこのことを伝えて、やってくれる人を増やしたいです」

土佐市は、2050年のCO2排出量ゼロを目指していて、「大人になってもリサイクルを心がけてほしい」としています。