広島県福山市は3日、愛媛県の専門学校が所有する船への体験乗船イベントの募集を市ホームページに掲載したところ、個人や法人197件分の住所など、個人情報が閲覧できる状態になっていたと発表しました。個人情報の悪用は確認されていないということです。

福山市によりますと、1日午前0時に募集の内容とともに、応募に必要な往復はがきのレイアウトを公開しました。しかし、翌日午後4時ごろに市民から「住所等が見えている」と電話で連絡がありました。

福山市役所

この時点で公開されていたのはエクセルデータで、操作して設定を変えれば、2005年度時点の住所や名義人といった内容が閲覧できる状況になっていたということです。

市は、個人情報が閲覧できないように、PDFファイルに差し替えて再び公開しました。市は「チェック体制が足りていなかった。担当職員と上司でデータのチェックもしていく」としています。