雇用していたベトナム人派遣労働者らに1600万円あまりの賃金を支払わなかったとして、人材派遣会社の社長が逮捕されました。

労働基準法違反の疑いできのう逮捕されたのは、愛知県豊田市の人材派遣会社「ネクセル」の社長で35歳の男です。

豊田労働基準監督署によりますと、社長の男は去年、ベトナム人派遣労働者らのべ73人に9月と10月分の賃金1600万円あまりを、支払わなかった疑いがもたれています。認否は明らかにされていません。

ベトナム人派遣労働者らは去年秋頃から、豊田市内で抗議活動をしていて、去年11月には労働基準監督署が会社に行政指導を行いましたが、賃金が支払われる見込みがなく逮捕に至ったということです。

労働基準監督署は不払いの総額が7800万円ほどにのぼるとみて、詳しい経緯を調べています。