現庁舎から出ていく前提に「違和感」

ロードマップを白紙撤回する理由について、出町市長は。

出町高岡市長
「（ロードマップは）現庁舎から出ていくことを前提とした内容となっています。この現庁舎の建物をどうするかといった視点が盛り込まれていないことに、私は違和感を覚えます」

新庁舎の整備を巡っては、高岡駅南口の旧ダイエー跡地に市役所移転を求める声が地元の経済団体から上がっていて、市はことし3月に8億6000万円で取得。

出町市長は市長選の公約で、旧ダイエー跡地の利活用を含めた大型事業の見直しを訴えていました。

出町高岡市長
「市民が、他の公共施設の整備よりも優先してまで新庁舎の整備を必要としているのかどうかといった、市民の思いや考えを反映したものではないことが挙げられます」「慎重な議論を重ねることによって、庁舎のあり方、検討の進め方についても、抜本的にチェンジしてまいりたいと思っております」