ハワイから日本に向かう予定の日本航空の機長が滞在先で、社内規定に違反して飲酒をし便に遅れが出た事を受け、国交省は日本航空に立ち入り監査を実施しました。

日本航空によりますと、現地時間の先月28日、ハワイのホノルルから中部国際空港へ向かう便に乗務する予定だった機長が体調不良を訴え、前日にホテル内で飲酒したことを認めました。

この影響で機長の乗務が取り止めとなり、ホノルル発の3便に最大で18時間の遅れが生じおよそ630人に影響が出ました。

日本航空は度重なる飲酒トラブルなどを受け、去年12月に国交省から行政指導を受けていて、再発防止策の一環として滞在先での「禁酒」を社内規定で定めていましたが、この事案を受け、国交省はきょう午前、日本航空へ立ち入り監査を実施したということです。

国交省は日本航空が策定した再発防止策が適切に実施されていたか調べるとしていて、日本航空は「再発防止に取り組む中、こういった事象を発生させたことは重く受け止めている」とコメントしています。