自民党は参院選の敗因を総括した報告書を取りまとめ、両院議員総会で公表しました。その後、森山幹事長など党四役は一斉に辞意を表明し、石破総理は党の再生に向け、かじ取りが一層困難な状況になってきています。

「しかるべき時に決断」石破総理の進退は?

石破総理の進退に関する発言はあるのか、注目される中開かれた自民党の両院議員総会。冒頭、参議院選挙の敗北について、こう話しました。

石破総理
「ある意味で、石破らしさというものを失ってしまった」
「国民の皆様方の期待に応えることができなかったこと、同志の方々を多く失ったこと、それはひとえに私の責任であります。心から深く深くお詫び申し上げます」

深く頭を下げ、陳謝した石破総理。特に強調したのが、この言葉でした。

石破総理
「総裁たる私の責任」「私の責任であり…」「すべて私の責任」「ひとえに私の責任」

しかし、参議院選挙を総括した報告書には、「石破内閣の支持率低迷により、党の体力が低下した」という文言はあるものの、総理個人の責任については記載されませんでした。

石破おろしの声もあがる中、進退については…

石破総理
「地位に恋々とするものでは全くございません。しがみつくつもりも全くございません」「自由民主党として道筋を示す。責任から逃れることなく、しかるべき時にきちんとした決断をするということが私が果たすべき責務」

こう話し、時期については言及しませんでした。