アメリカ軍那覇軍港の浦添移設をめぐり、沖縄防衛局は環境影響評価に関する住民説明会を浦添市で開きました。

那覇軍港の移設をめぐり、沖縄防衛局は、浦添西海岸の沖合をT字型に約49ヘクタール埋め立て、代替施設を建設する計画で、埋め立て工事の環境影響評価に関する調査方法などをまとめた「方法書」を、先月18日から公開しています。



1日夜、移設先の浦添市で説明会が開かれ、防波堤や作業ヤードを設置し、埋め立て工事を進めることや、水の濁りや生態系への影響などを資料や現地調査で確認すると、沖縄防衛局の担当者が説明しました。

環境評価は埋め立て工事の段階にとどまり、代替施設完成後の米軍の施設利用に関する環境評価には具体的に触れられておらず、移設後の航空機騒音について疑問の声が上がりました。



▼住民
「浦添軍港ができた後に何も触れられていない。那覇軍港の移設であれば、その機能移転になるわけだから、那覇軍港で行われている訓練も移転してくる。観光を街づくりの中に含めているのに、市町村の意思は無視するのか」

沖縄防衛局は、環境影響評価に関する意見を10月1日まで、メールなどで受け付けています。

【方法書の縦覧】※9月17日(水)まで 土日祝以外の午前9時~午後5時
▼沖縄防衛局1階 報道室
▼沖縄県庁2階 行政情報センター
▼浦添市役所5階 市民部環境保全課
▼那覇市役所7階 環境部環境政策課
▼宜野湾市役所2階 市民経済部環境対策課
▼那覇港管理組合2階 総務部管理課