障害がある人たちに活躍の場を提供したい、という想いから始まった、アートコンテストの表彰式が行われました。
今年の「パラリンアートコンテスト」で広島マツダ賞を受賞したのは、岡山県在住のRIEさんです。

表彰式は、8月28日、広島マツダのショールームで開催されました。
このコンテストには、全国の自動車ディーラーなど17社が協力していて、テーマは「車と叶える世界」。今年は560点の応募があったそうです。
RIEさんは、車に乗ったまま海を泳ぐ景色を描きました。

RIEさん
「実際はカナヅチなんで泳げないんですけど、海のキレイな景色を見てみたいなっていう憧れの気持ちで描きました」
Q.選考理由は?
広島マツダ 山根一郎社長
「まず一目見て素晴らしい。描く技量というか…知っていただくきっかけの一つになるんじゃないかと思いまして」

「自身が弱いから力強い動物を描きたい」というRIEさん、普段はアクリル絵の具ですが、今回は速く描けるデジタルアートで仕上げたそうです。
RIEさん
「アタマの中で色んなストーリーとか、想像をするものが出てきて、早く描きたい、早く描きたいって思いながら」
RIEさんは、自閉スペクトラム症など3つの障害があって、画を描いていると集中しすぎてやめられなくなることもあるそうです。
RIEさん
「どうしても自分も普通に近づこう近づこうとして、それが苦しい時も長い期間あったんですけど、私は普通じゃなくてもいいだなっていう、比べることをあんまりしなくなったんで」
RIEさんたちの受賞作品は9月中旬頃にWEB上で公開されるということです。