各地で災害が相次ぐなか、地域の防災体制を強化しようと、山口県下関市で31日、避難所の設置や運営の手順を確認する訓練がありました。

訓練は勝山地区まちづくり協議会が行ったもので、住民などおよそ100人が参加しました。8月9日からの大雨では県西部で線状降水帯が発生し、下関市では降り始めからの雨量が平年の8月のおよそ2.7倍、512ミリを観測しました。勝山地区でも床上浸水などの被害が出ました。
訓練では、地域の防災体制の強化を目指しています。地震のあとに大雨になるという想定です。参加者は周りと相談しながら、避難所の設置や運営の手順、けが人の対応などに当たりました。
勝山地区まちづくり協議会 阪田高則 会長
「危機感を持ってもらいたい。そのためには実際に集まって、どういった感じで避難所が設営されるのか、運営していくのかってことを皆さんに体験してもらいたい」
協議会では今後も、このような訓練を通じて、防災意識を高めていきたいとしています。














