広島県尾道市で特産のイチジクの出荷が最盛期を迎えています。

「蓬莱柿」という品種のイチジクは、主に西日本で栽培され、ほどよい酸味とまろやかな甘さが特長です。

尾道市はおよそ240戸の農家が栽培する広島県内一のイチジクの産地です。畑では生産者が傷つきやすいイチジクをひとつひとつ丁寧に収穫していました。

JA尾道市によりますと、去年は猛暑や9月に雨が少なかったため、尾道市で過去最低のおよそ157トンの出荷量でした。ことしも猛暑と早い梅雨明け、その後も雨が少ないことから、例年より30トン少ないおよそ185トンの出荷量を見込んでいます。

JA尾道市いちじく部会 高橋泰登 部会長
「皆さんにおいしいと言ってもらえるのでそれが励みになっている」

尾道のイチジクの出荷は10月末まで続き県内や岡山、関西などの市場に届けられます。