アメリカ中西部・ミネソタ州の学校で20人が死傷した銃乱射事件で、現場で100発以上のライフル弾を回収したと警察が発表しました。

記者
「一夜明け、現場となった教会の前には犠牲者を悼む多くの人が訪れています」

ミネソタ州ミネアポリスのカトリック系の学校に隣接する教会で27日、銃の乱射があり、児童2人が亡くなった事件で、警察が現場検証を行い、ライフル弾116発などを回収したと発表しました。警察によりますと、容疑者は建物の外から窓越しに礼拝中の児童らに銃を乱射していました。

当時、礼拝に出席していた児童は…

当時現場の教会にいた ロージーさん(8)
「とても怖かったです。最初何が起きたか分からなくて、物が落ちてきたかと思いました。火事だとも思いました。別の部屋に避難し、ようやく誰かが侵入したんだと分かりました」

その後、迎えにきた父親と再会してようやく安全を確認しました。

当時現場の教会にいた ロージーさん(8)
「学校に戻ってこられて嬉しいです。ここは素晴らしくていいコミュニティだし、ここにいる警察官はとても勇敢ですから」

捜査当局は、自殺した容疑者が残した数百ページに及ぶメモから「容疑者は大量殺人犯を尊敬し、それ以外のすべての集団を憎んでいた」と指摘。無防備な子どもを殺害することに執着していたとして、動機の解明をさらに進めていく方針です。