9年ぶりに世界一の快挙です。チェーンソー彫刻家の林隆雄さんが28日、世界大会優勝を祈願した防府天満宮(山口県防府市)にお礼参りをしました。

防府天満宮を参拝したのは、地元出身でチェーンソー彫刻家として活動する林隆雄さんです。林さんは先月、アメリカで開かれたチェーンソーアートの世界大会を前に、防府天満宮に優勝を祈願していました。

世界大会のテーマは「内に秘めた力」で、林さんは4日をかけて作品を仕上げました。5種類のチェーンソーを駆使して、直径60センチの丸太を彫ったということです。うなだれている小さな猫に秘められた侍魂を表現した作品「SAMURAICAT」で、世界一の座を獲得しました。優勝は9年ぶりです。

チェーンソー彫刻家 林隆雄さん
「驚きというか自分がって感じ、よし!という感じでガッツポーズをしました。2009年から毎年海外の大会に挑戦しているんですけど、そろそろやめ時かなって思ってたんで、またもう1年頑張ってみようという気になりました」

林さんは毎年12月に次の年のえとの作品を防府天満宮に奉納していて、大きな大会の前は祈願に訪れています。来年の大会に向け、技を磨いていくと話していました。