防衛省は長崎佐世保市にある前畑弾薬庫の移転先の施設配置案についてアメリカ側と合意したと発表しました。
佐世保市にあるアメリカ海軍前畑弾薬庫をめぐっては市が住宅地に近く危険だとして1971年から返還を求め、前畑弾薬庫を針尾地区に移転し、跡地を返還することで2011年にアメリカ側と合意していました。
防衛省は28日移転先の針尾地区での施設配置案について、日米合同委員会で合意したと発表しました。
合意案では
・針尾地区の安久ノ浦湾を埋め立て、地上覆土式火薬庫を整備する。
・前畑弾薬庫などの埠頭で行われている弾薬類の積み下ろしと積み込み機能を移設するため、針尾地区の安久ノ浦と牛ノ浦間に埠頭を設置する
などとされています。
今回の合意について長崎県の大石知事は「佐世保市や地域にとって長年の課題である前畑弾薬庫の移転・返還に向けた重要な一歩であると受け止めている」とコメントしています。














