南太平洋にあるソロモン諸島の子どもたちに防災の大切さを教えます。28日、山口大学の学生がリモートでの授業に臨みました。

学生
「突然、津波が襲ってきました。さあ、あなたはどうしますか?」

学生たちが英語で授業するのは、山口県から5500キロ離れたソロモン諸島の小学生です。学生の先輩がJICAの協力隊員として赴任していることが縁で、リモート授業をすることになりました。

テーマは防災です。東日本大震災での実話を元にした絵本を、英語で読み聞かせました。津波がきたら、まず自分自身が安全な場所に逃げること「津波てんでんこ」について説明しました。先月、日本で発生した津波がソロモン諸島でも話題となったそうで、子どもたちは真剣な表情で授業をきいていました。

山口大学教育学部 鞆光祥希さん
「子どもたちが自分の命を守るということ、国をまたいで分かってもらえたというのがうれしいかぎりです」

ソロモン諸島の子どもたちは、今回の授業を通して、防災についての考えを深めていました。