福岡県北九州市は焼いたり蒸したりできるスチームコンベクションオーブンを市立の全ての小学校に設置しました。

照り焼きバーガーや白身魚のポワレ、焼き餃子など、これまでできなかったメニューが提供できるようになります。

「焼く」「蒸す」料理が可能に

学校給食の魅力向上に取り組んでいる北九州市は、昨年度から市立の小学校と特別支援学校でスチームコンベクションオーブンの設置を進めています。

設置されたスチームコンベクションオーブン

28日、全ての小学校126校で設置が完了したと発表しました。

北九州市によりますと、このオーブンの導入によってこれまで提供できなかった「焼く」「蒸す」といったメニューの提供が可能となり、バリエーションが広がるほか、時間や温度の設定によって効率よく調理ができ調理員の負担が軽減されます。

ハンバーグは今まで茹でていた

北九州市 武内和久 市長
「ハンバーグは今まで茹でていたんですよ、これからハンバーグ焼けます。ジュージュー焼けます。魚は今までは煮ていました。ただ焼いたのも食べたいじゃないですか、これから焼けます。餃子はこれまで揚げてました。焼けます。本当にいろんなことができるんです」

ハンバーグの温度確認

また、これまで回転釜を使って野菜を茹でていた作業を、オーブンで蒸す作業に代替できるなど、調理員の熱中症対策にもつながるとしています。

投資額は3億1000万円。

千葉市、大阪市がすでに設置していますが、九州の政令市では初めてということです。