「生で食べるのは怖い」、そんなイメージもある牡蠣(カキ)。栄養豊富で “海のミルク” とも呼ばれ、好んで食べる人が多い一方、海水に含まれる生活排水のウイルスなどが原因となり、“あたってしまう” ことも。ところが、ある方法でこの問題を解決した企業があります。
ジーオー・ファーム鷲足恭子 副社長:
「カキを育てる海水には、人に影響を与えるウイルス・細菌がいない海洋深層水を使っている」「カキがあたる要因が完全に排除されていますので、理論上あたらない」
世界で初めて ”あたらない” カキの養殖に成功したのは、久米島の「ジーオー・ファーム」。養殖に用いているのは、海岸からの距離が2.3キロ離れ、水深が612メートルの地点から取水する「海洋深層水」です。
「私たちのカキは限りなく安心・安全です、というものを自分たちの手でつくっていきたいというのが構想にあった」
県の海洋深層水研究所が取水する海洋深層水は1日最大量で1万3000トン、全国に15か所ある海洋深層水の取水施設のなかで、最大の取水量を誇り、クルマエビや海ぶどうの養殖にも使われ、久米島の産業を支えています。














