中野市で住民の女性と警察官合わせて4人が殺害された事件の裁判が9月から始まるのを前に、女性2人の遺族が「なぜ大切な家族を奪われなければならなかったのか裁判で見極めたい」とコメントしました。

事件は、中野市江部で2023年5月、住民の女性2人と男性警察官2人がナイフや猟銃で襲われ殺害されたもので、近くに住む青木政憲被告が殺人の罪などで起訴されています。

来月4日に行われる青木被告の初公判を前に、女性2人の遺族が28日、合同でコメントを出しました。
「やっと始まるというのが正直な感想です。犯人が何を言うのか、なぜ大切な家族を奪われなければならなかったのか、裁判で見極めたいと思います。我々遺族の気持ちも裁判でお伝えしたいと思います」

裁判の主な争点は責任能力で、証人として、精神鑑定を担当した医師や青木被告の両親などが出廷する予定です。