間もなく収穫を迎えるコシヒカリや富富富について、ことしは、イネの穂が出てからも高温が続くと予想されるとして、富山県は、胴割米の発生に注意するよう呼びかけています。

富山県やJAなどでつくる県米作改良対策本部の会合が28日開かれ、コシヒカリと、富富富の生育状況について、穂揃期の草丈、稲の穂数、葉の色はいずれも平年並みであると報告されました。

一方、まもなく始まる刈り取りに向けて、ことしは、穂が出てから10日間の平均気温が平年より高くなると予想され、コメの内部に亀裂が生じる胴割米が懸念されています。

対策本部では、水の管理の徹底と早めの刈り取り、ゆっくりとした乾燥で胴割米の発生を防ぐよう注意を呼びかけていて、刈り取りの開始時期については、7月31日に穂が出たコシヒカリは9月3日ごろ、8月5日に穂が出た富富富は9月12日ごろが目安としています。