うそ電話詐欺の被害を未然に防いだとして27日、山口県下関市の郵便局員に警察から感謝状が贈られました。
長府郵便局の大西あすかさんと江里麻美さんに、山口県警長府署の馬木秀治署長から感謝状が手渡されました。
2人は8月15日午後1時ごろ、郵便局を訪れた女性(80代)から「めいに送金したい」と言われましたが、送金先の名義が男性だったことなどから詐欺を疑って警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
長府郵便局 大西あすかさん
「詐欺だと分かったときは、ほんとにこちらもがく然として、鳥肌が立つ思いだったんですけど、ほんとに防げたことに安どしました」
長府郵便局 江里麻美さん
「身近に詐欺が起きていることを実感しましたので、これからもしっかりお客様のお話を聞いて詐欺防止に努めていきたいと思います」
警察によりますと山口県内では今年に入って7月末までに88件のうそ電話詐欺が確認されていて、被害額は3億円を超えています。
馬木秀治署長は「的確な対応に感謝したい」と2人の行動をたたえていました。