8月も残りわずかです。厳しい残暑は続いていますが、高原には秋の気配もただよい始めました。

袋の中から現れたのは、秋の味覚の代表・赤いリンゴ。

愛媛県久万高原町にあるリンゴ園では、1ヘクタールの敷地におよそ20種類を栽培していて、先週土曜日からはリンゴ狩りもスタートしました。

――今シーズンの出来栄えは?
(正岡観光りんご園・正岡真吾さん)
「今年の大きさの出来は、少し小ぶり」

原因は梅雨が短く雨が少なかったことや、夏の猛暑だといいます。ただ…

(正岡さん)
「甘みが濃縮されたりんごになっている」

さらに!

(正岡さん)
「虫の被害がほとんどなく、きれいなおいしいリンゴが出来た」

去年、苦しめられたカメムシの被害もなかったそうです。

(正岡さん)
「この秋は山に来てもらったら、一日中のんびり、りんご狩りを…実際にもいで、すぐその場でかじる経験は、他ではできないこと」

農園にはコスモスも咲き始め秋の装いに。

また、リンゴは多くの品種が来月中旬以降に旬を迎えるということで、「食欲の秋」ももうすぐです。