今月8日の大雨で被害を受けた鹿児島県の霧島市では、27日も厳しい暑さの中、復旧作業が続いています。しかし、復旧を後押しするボランティアはお盆明け以降、足りない状況が続いています。
霧島市は27日も30度を上回り、厳しい暑さとなりました。

裏山が崩れて土砂が流れ込んだこちらの住宅では、10人ほどのボランティアが床下の泥をかき出すなど、復旧作業に汗を流していました。
(ボランティア)「きついです」
(ボランティア)「熱中症対策、塩分を摂ってこまめに水分もとっていきましょう」
(住民)「一番暑い8月に頑張ってくださって申し訳ない。涙が出る」
しかし、復旧を後押しするボランティアは不足しています。
霧島市社会福祉協議会によりますと、きょう27日に受け付けたボランティアの数は39人で、復旧に必要な59人の6割にとどまりました。人手の不足はお盆明けから目立ち、希望数の半分に満たない日もあるといいます。
(霧島市社会福祉協議会・林歩美さん)「台風12号の影響で南さつま市・鹿児島市でも災害が発生した。ボランティアも地域で分散していることが考えられる」
ボランティアセンターでは若い人にも参加してほしいとして、SNSなどで引き続きボランティアの募集を呼びかけています。