不法係留は約350隻1隻あたり年間10万円~20万円を徴収

福岡市が今年4月に実施した調査では6つの漁港でおよそ350隻の不法係留を確認。

このうち、300隻ほどに係留場所として漁協支所が、有料で貸していたということです。

福岡市漁協によりますと、各支所が船の大きさなどによって、年間10万円から20万円を徴収しているということです。

漁協は、市に利用料を支払っておらず、年間3000万円以上の不当利益を得ている可能性があります。

福岡市漁業協同組合 業務・指導課 古賀源士 課長補佐
「空きスペースを有効活用、そしてそれによって港も維持管理費が必要ですのでその分をそれでまかなっているところはあります」

ただ、漁協が、管理せざるを得ない状況もあったといいます。

福岡市漁業協同組合 業務・指導課 古賀源士 課長補佐
「元々はプレジャーボートは泊めていなかったんですけど、やっぱり湾内に不法係留とかある。それを受け入れてきた。そして大きな不法係留対策とかで数が増えてきたというのはあります」