宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬ワイナリーでは、地元産のブドウを使ったワインの仕込みが27日から始まりました。

五ヶ瀬町では、昼と夜の寒暖差が大きい気候を利用して、現在、23戸の農家が7ヘクタールでワイン用のブドウを栽培しています。

五ヶ瀬ワイナリーでは、今シーズンの仕込みが27日から始まり、安全祈願祭が行われたあと、およそ4トンのロゼワイン用のブドウ「キャンベルアーリー」が運び込まれました。

従業員はぶどうの房を次々と機械に入れて、果汁を搾り出す作業などにあたっていました。

(田尻怜也記者)
「こちらのワイナリーでは現在、ワインの仕込み中なんですが、ブドウの甘酸っぱい香りで広がっています」

今年のブドウは、天候にも恵まれ糖度・香りともに良好だということです。

(五ヶ瀬町 小迫幸弘町長)
「農家が1年かけて丹精を込めたぶどうが品質よく出来上がっている。良いワインができると確信しているので、ぜひ多くの方に堪能していただきたい」

五ヶ瀬ワイナリーは、県内ワイン解禁日の10月18日に新酒を出荷する予定です。