福岡県久留米市で死亡した野生のイノシシから今年2例目となる豚熱の感染が確認されました。

県は感染の拡大を防ぐため、経口ワクチンを散布することを決めました。

福岡県によりますと25日、久留米市藤山町で死んだ野生のイノシシが見つかり、検査で豚熱の陽性と確認されました。

久留米市では8月19日にも死んだイノシシから豚熱の感染が確認されていて、今回は1例目からおよそ600メートル離れた場所でした。

感染の拡大を防ぐため、県はあすから久留米市と周辺の八女市、広川町で、野生のイノシシ向けの経口ワクチン1600個を散布することにしています。

県は「野生のイノシシは警戒心が強いため散布地域への不必要な立ち入りやワクチンの持ち出しを避けてほしい」と呼びかけています。