新潟市中央区の宮浦中学校では、夏休み明けの25日に初めての“給食”の時間を迎えました。その様子には、夏休み前と比べて大きな変化があります。

「今まではお弁当であまり温かくなかったし、汁物とかも出なかったので…」

新潟市立中学校では2024年度まで、『全員給食』の学校29校と持参した弁当か事前申し込み制の給食かを選択する『スクールランチ方式』の学校28校に分かれていましたが、新潟市教育委は2025年度からは全ての市立中を『全員給食』にする方針とし、全員が同じ献立を食べることで食育の推進を目指します。

保温性の高い“食缶”を使い温かい給食の提供が可能に。
これまでは1人分の量が決められていたので、『余り物じゃんけん』にも熱が入ります。

「給食になることによって自分で料理の量を調整できるから、とてもいい点だと思いました」
「みんなと『これおいしかったね』とか話しながら食べられるので、毎日楽しみになります」

【新潟市 中原八一市長】
「給食を“教材”として食育を推進しやすくなりますし、子どもたちの健康づくりにもつながってくる効果があると思っている」

新潟市教育委員会によりますと、9月1日には全ての市立中学校が全員給食になるということです。