24日、走行中の東北新幹線の列車で非常ブレーキが作動して緊急停車し、およそ3時間にわたって運転を見合わせたトラブルについてです。JR東日本は「誤作動の可能性は低く何らかの異常を検知したため非常ブレーキが作動した」とみて原因の究明を進めています。

このトラブルは、24日午後2時10分頃、大宮駅と小山駅の間を走行していた東北新幹線下りのやまびこ63号で、非常ブレーキが作動して緊急停車したものです。この影響で、盛岡駅と東京駅の間の上下でおよそ3時間にわたって運転を見合わせました。

東京に帰る人(24日):
「いきなりのことでびっくりした。あしたからまた仕事だけど、疲れがぐっとくる」

運転再開後もダイヤの乱れは終日続き、24日の東北新幹線は上下27本が運休、70本に遅れが生じ、およそ5万8000人に影響が出たということです。25日は始発から平常通り運行しています。JR東日本によりますと、列車が停車した当時、乗務員による点検では車両に異常は見当たらず、その後、小山駅まで自力走行したということです。JR東日本は、非常ブレーキが作動した理由について「誤作動の可能性は低く何らかの異常を検知した非常ブレーキが自動的に作動した」とみてトラブルがあった車両を調べ原因の究明を進めています。