2024年8月8日、日向灘を震源とする地震で「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報が発表されました。祭り直前に起きた異例の事態。安全を最優先に講じた結果全員での参加を断念した学生チームがありました。特別な思いで2025年のよさこい祭りへの道を歩んできました。

高知の夏の風物詩「よさこい祭り」は、1953年、戦後の不況を吹き飛ばし、市民を元気つけようと始まった祭りです。鳴子を持ち、よさこい節に合わせてそれぞれのチームが個性豊な踊りを披露するのが見どころで、市内の商店街など17つ会場で踊り子たちが舞い踊ります。

2025年は、県内外から188チームが参加し高知の夏を盛り上げました。また、特別な思いで、よさこい祭りに参加した学生チームがありました。

▼中央大学「一期一笑」・総代表3年林慈央さん
「初めて地獄を見た気がしてずっと笑顔なサークルなんですけどその時だけ笑顔が消えて悲しかったですね」

若い力あふれるエネルギッシュな踊りが魅力の中央大学のチーム「一期一笑」。踊り子は、全員が中央大学の学生で、今回が16回目の出場です。

▼総代表3年林慈央さん
「今年は「全員で」高知で踊りきる。最後全員が笑顔で終わるということを目標にしています」