アフリカの医療の発展に貢献した医師などに贈られる「野口英世アフリカ賞」の授賞式が行われ、「アフリカ睡眠病」の治療薬を開発した団体などが受賞しました。

授賞式はきのう、都内で開かれ、「アフリカ睡眠病」の治療薬を開発した非営利の国際的な研究開発組織、DNDiなどが受賞しました。

「アフリカ睡眠病」はハエが媒介する感染症で、昏睡などを引き起こし放っておけば死に至る病気です。

DNDi ルイス・ピサロ代表
「皆さまは致命的な『顧みられない病』を根絶できるという希望を与えて下さっています。その歩みは私たちを日々、野口博士の夢の実現へと近づけています」

また、マラリアの治療や制御などに貢献したマリ出身の研究者も受賞。受賞者には石破総理から賞状や賞金が贈られました。