「父母以外にもいる頼れる存在」入退院を繰り返す17歳との絆

有永さんらが始めたもう1つの取り組みが、6年前に始めた「キッズ団」です。

難病の子や障害児ら18人が在籍し、有永さんらが歌やダンスを教えています。

心魂プロジェクト共同代表 有永美奈子さん
「本日最後の出演者になります。キッズ団のジャスミンです」

「キッズ団」の創設メンバーで、17歳の重宗果歩さん。先天性の心臓の病気などを抱えながら、「ジャスミン」の愛称で舞台に立っています。

重宗果歩さん
「皆さん、こんにちは。いろんなことがあるけど夢に向かって頑張っていこう、そんな思いを込めて歌わせていただきます」

「翼をください」を歌う果歩さんを、有永さんは優しく見守っていました。

元気そうに見える果歩さんですが、その体はいつ入院してもおかしくない状態です。

医師
「体調はどうですか?」

重宗果歩さん
「体調はぼちぼち。むくみは強くなっているけど」

検査結果などを踏まえ医師は…

医師
「19日から入院にしときましょうか」

果歩さんの母親
「きょうは泣かないんですね」

ペースメーカーが必要な果歩さんの心臓。他の難病も抱え、体の不調が頻繁に起きます。

医師
「ある程度入院で(体調を)整えて、また普段の生活に戻るというのを繰り返している現状がある」

辛い入院生活を支えるのが、有永さんです。

重宗果歩さん
「(病気のため)小学校もほぼ行っていないので友達も少ない。眠れない日は(有永さんに)文章を書いて送って、『入院中にできる事を探すでもいいし、一緒に考えていこう』って。お父さん、お母さん以外にも頼れる存在