米津龍一気象予報士:

きょうはあまり嬉しくない記録が出てしまいました。

甲府の猛暑日の日数がきょうで44日と、去年の44日に既にこの時点で並んでいます。
ちなみに去年のこの同じ日、猛暑日の日数は35日だったんです。
ですから今年は圧倒的なスピードで猛暑日の日数は増えている状況となっています。
あすは二十四節気の「処暑」
暑さが収まる頃と言われていますが、今週末のお天気ポイントはこちらです。

止まらぬ猛暑。天気急変にも要注意です。

まず天気図から見ていきますと、あすも高気圧に覆われて晴れの見込みとなっています。ただ山沿いではもしかしたらにわか雨が所々であるかもしれません。

この低気圧からのびる前線ですが、これがあさってになると途切れてはいるんですが、実質繋がっている状況となっているんです。

高気圧に覆われて午前中は晴れますが、この前線が南下してくるイメージです。

これに向かって雨雲のもととなる暖かく湿った空気が入り込んできやすくなりますので、午後は局地的にバケツをひっくり返したような激しい雷雨のおそれがあります。

あさって日曜日の雷が鳴りやすい確率=発雷確率を見ていくと、この盆地周辺でも雷が鳴りやすい確率が75%以上となっていまして、その他ほぼ全域で確率50%以上となっています。
ですから午後は外出の際傘があると安心ですし、山のレジャーを計画されてる方も十分な注意が必要となります。

あす、あさっての予想最高気温と熱中症の危険度を見ていきますと、甲府は最高気温37℃です。もう、あすには猛暑日日数の新記録が出ることは避けられない状況となりそうです。
さらにあさっても体温を超える暑さ。甲府で38℃を予想していまして、もうあすあさってともに、熱中症のレベルは一番上の危険、これは高齢者の方が部屋の中で安静にしていても熱中症のリスクが高いと言われています。
その下の2番目、厳重警戒。屋外でのスポーツ、外での運動は要注意となるんです。
ですからこの週末も厳しすぎる残暑となりますので、暑さ対策はしっかりとお願いします。
<詳しくは動画をご覧ください>