天皇皇后両陛下がTICAD=「アフリカ開発会議」に出席するため来日した各国の首脳夫妻らを皇居に招き茶会を催されました。

きょう午後3時ごろ、両陛下は宮殿「春秋の間」でアフリカ27か国の首脳夫妻らを出迎えられました。

両陛下主催の茶会には、秋篠宮ご夫妻や、愛子さま、佳子さまら皇族方が参加し、首脳ら一人ひとりと握手しながらあいさつ。愛子さまが、参加した首脳と長い時間、談笑される場面も。

愛子さまと佳子さまは淡いグリーンの着物姿でのぞむなど、女性皇族方は和の装いに身を包んで参加されました。

日本政府主導のもと横浜市で3日間開催されたTICAD=アフリカ開発会議はきょう閉幕を迎え、陛下は茶会の冒頭、次のようにあいさつされました。

「この会議がアフリカ諸国のさらなる発展と人々の幸せに寄与していくものとなることを期待しております。(英語)Cheers.(フランス語)À votre santé.(=乾杯)」

側近によりますと、陛下はケニアのルト大統領夫妻と懇談した際、スワヒリ語で「こんにちは」「お元気ですか」とあいさつされたほか、大統領夫妻が去年、宮殿での昼食会に参加したことも話題に上ったということです。

茶会は終始なごやかな雰囲気で行われ、会が終わると、両陛下は参加した各国首脳らと通訳を交えずに挨拶を交わし、笑顔で見送られました。