仙台市で解体が予定されているアパートを使った救助訓練が行われました。
消防隊員が実際に扉や窓を壊して建物の中に侵入するなど、より実践的な訓練に取り組みました。

訓練は、解体が予定されている仙台市太白区中田町のアパートで行われました。

アパートで火災が発生した想定で太白消防署の隊員30人が参加しました。

「窓破壊する!破壊開始!」

はしごを使って2階の窓ガラスを割り、部屋の中に入って負傷者を救助。その後、消火するまでの手順を確認しました。

また、大型のカッターなどを使い、扉に穴を開けて、施錠されている玄関から中に入る訓練などにも励んでいました。

仙台市太白消防署 齋藤文広警防第一担当課長:
「実際の建物で訓練することによって、間取りが違ったり、建物の構造も違ったりするので、訓練で体験できたことは、消防隊として技術の向上になると思う」

仙台市太白消防署は、大規模災害時に迅速な救助活動ができるよう、今後も訓練を重ね隊員のレベルアップを図りたいと話しています。