名古屋市で20日まで行われた富山市出身でNBAの八村塁選手のバスケキャンプ。「日本のバスケを強くしたい」。八村選手が「覚悟」というテーマを掲げ中高生とぶつかり合った3日間を取材しました。

橋本星奈アナウンサー
「八村塁選手によるバスケキャンプが始まりました。世界トップレベルのバスケを直接子どもたちに伝えます」
18日から2泊3日で行われた中高生対象のバスケットボールキャンプ「BLACK SAMURAI2025」。
指導するのは世界最高峰NBAで活躍する八村塁選手です。
八村塁選手
「絶対に忘れられないキャンプになると思うので頑張りましょう」
「日本のバスケを強くしたい」という思いで開催されたこのキャンプ。テーマは「覚悟」です。
八村選手
「子どもたちが自分の夢、NBAだろうがなんだろうが、そのきっかけ、自信になれるようなキャンプになってほしいと思って。そして覚悟を持ってバスケに挑むというところを僕が見たいのでそれを理由でやりましたね」

夢のキャンプに参加したのは3000人を超える応募の中から選ばれた153人。全国トップレベルの選手だけでなく八村選手自身の経験やルーツを持った子どもたちも選びました。
八村選手
「僕はずっと1人親、母子家庭でずっといたのでそういう中でこの愛知県のシングルマザー家庭の子たちとかそういうの含めて。あと、もちろん僕もハーフなので、そういうハーフの子たちも含めて、今回選ばせてもらった」
八村選手の母校、富山市の奥田中学校からも男女8人が選抜されました。
フィル・ハンディ コーチ
「我々が求めているのは、毎日1%向上すること。ここに様々な年代や技術の選手が集まっているけど、競争しているのは相手じゃない、自分自身です」
レイカーズで八村選手を指導したフィル・ハンディコーチとともに世界で通用する技術や心構えを直接子どもたちに伝えます。
偉大な先輩からの直接指導に、思わず――
奥田中学校 井川瑛心さん
「八村選手のプレーだけでなく、マインドだったり、人間としても八村選手を見て成長できるようになっていきたい」