鹿児島市では1時間ほど前から雨足が強まってきました。この1時間では29ミリの雨を観測しています。
台風の予報円です。この台風は21日午前に発生したばかりですが、すでに薩摩、大隅の全域、そして種子島、屋久島地方の一部が強風域に入っています。
そして、薩摩川内市の西およそ50キロの海上にあって、このあと予報円の中心を進んだ場合、日付が変わるぐらいには薩摩地方に上陸するおそれがあります。
降り始めからの雨量は、日置市の東市来ではすでに200ミリを超え、8月ひと月分の雨がすでに降りました。
土砂災害の危険度分布は、警戒レベル4相当の紫の表示がかなりの広い範囲に広がっています。
雨雲の状況です。台風の動きが遅いため、活発な雨雲が長い時間かかり続けている様子がよくわかります。
県内のここ1時間の雨量を見ると、1時間の雨量は、枕崎では44ミリの激しい雨が、そして鹿児島市でも29ミリの強い雨を観測しています。
雨の予想です。22日の昼までに薩摩地方では8月ひと月分に相当、またはそれを超える雨量が予想され、線状降水帯が発生した場合、雨量はさらに増える見込みです。
雨の予想を見ていくと、活発な雨雲は、薩摩、大隅の南側に一旦下がりますが、22日朝の段階では、再び薩摩、大隅の北部に活発な雨雲が北上してくる予想となっています。
週間予報です。台風の動きが遅いため、影響が長引くおそれがあります。今後も最新の気象情報、そして自治体から発表される避難情報などに十分注意してください。
日付が変わるぐらいには上陸の見込みです。ご注意ください。