東京電力・柏崎刈羽原発で冬に事故が起きた際の除雪について、事業者や上越市、国などを交え、意見交換が行われました。

20日に、上越市役所で行われた意見交換会。除雪事業者や上越市の中川市長、国や県の担当者が出席し、意見を交わしました。

一部地域が柏崎刈羽原発から30キロ圏内に入る上越市。原発で重大事故が起きた際には、初期対応として除雪事業者が安全を確保した上で除雪を行います。

事業者からは「実際に事故が起きた際にどこから指示が来るのか」や「放射性物質が放出された後も出動するのか」といった質問が出たということです。

田中産業 滝澤仁志さん
「『この状態の時までは除雪は大丈夫だよ』と、そういうことをはっきりさせてもらえれば、私らも安心安全の除雪ができる」

上越市 中川幹太市長
「これから理解についてはさらに深めていかなければいけないと思っておりますし、一つの段階としては訓練も必要になってくるんじゃないかなと思っていますので、きょうは本当にスタートの時点だと思っております」

上越市は今後、事故が起きた際の除雪に関する具体的な対応方法などを検討していきたいとしています。