岡山・香川の最低賃金が、いずれも初めて1000円を超える見通しとなりました。

岡山ではきのう(20日)地方最低賃金審議会が、現在の最低賃金「982円」を65円引き上げ「1047円」にするよう労働局長に答申しました。県内の最低賃金が1000円を超えるのは初めてで、引き上げ額も最低賃金を時給で示すようになった2002年度以降、過去最高です。最低賃金は都道府県ごとに毎年見直されていて、国が示した引き上げ額の目安である63円を上回っています。今後は異議申し出の手続きを経て、12月1日から適用される見込みです。

一方、香川県もきのう(20日)開かれた地方最低賃金審議会で結論がまとまり、最低賃金を時給「1036円」と改正するよう労働局長に答申されました。現在の時給970円を66円引き上げるもので、2002年度以降、引き上げ額は過去最高、国が示した目安の63円を上回っています。今後は改正手続きを経て10月18日から適用される見通しです。