アメリカのトランプ政権が首都ワシントンの治安維持を名目にした州兵の派遣を拡大しています。政権は必要性を強調していますが、住民の反対も広がっています。
ワシントンの地元当局などによりますと、アメリカのトランプ政権は20日までに、およそ1900人の州兵をワシントンに派遣しました。当初、派遣したのはおよそ800人で、1週間あまりで2倍以上に拡大しています。
こうした中、バンス副大統領とヘグセス国防長官は20日、州兵が警戒にあたっている鉄道の駅を訪れて州兵を激励しました。
アメリカ バンス副大統領
「浮浪者、薬物依存者、ホームレスがいる。精神疾患を抱える人々の嫌がらせ、暴力の脅迫、家族への攻撃もある。彼らはそれをあまりにも長く続けてきた」
バンス氏は「ワシントンは家族で夜に出歩くこともできないほど危険だ」などと改めて主張し、州兵派遣の必要性を強調しましたが、警察の統計では、去年の凶悪犯罪の件数は過去30年間で最低水準となっています。
また、「ワシントン・ポスト」などの地元住民への世論調査では、トランプ政権の措置に反対だとの回答がおよそ8割を占めていて、現地では州兵の派遣に反対する住民らがバンス氏らに抗議の声をあげました。
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