アメリカのトランプ大統領は、住宅ローン不正疑惑が取りざたされているFRB=連邦準備制度理事会の理事に対して辞任を要求しました。FRBに対して利下げを求める新たな圧力とみられています。
トランプ大統領は20日、FRBのクック理事について、「今すぐ辞めなければならない!」とSNSに投稿しました。
クック理事をめぐっては、連邦住宅金融庁の長官が住宅ローンの借り入れの際に有利な条件を得るため、不動産の記録などを偽造した疑惑を司法省に告発していて、トランプ氏はその疑惑を報じた記事を引用して辞任を要求しています。
ただ、疑惑を告発した連邦住宅金融庁の長官はトランプ氏に任命され、パウエル議長が率いる現在のFRBの政策運営に批判的な姿勢を取っていることで知られる人物です。
そのため、アメリカメディアはクック理事に対する疑惑の告発や辞任要求について、FRBに早期の大幅利下げを求めるトランプ政権による新たな圧力だとの見方を伝えています。
一方、クック理事は長官の告発をメディアを通じて知ったとしたうえで、「職を辞するよう脅されるつもりはない」と辞任を否定。「正確な情報を収集し、事実を示す」としています。
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