高騰が止まらない新築マンション。7月に首都圏で販売された1戸あたりの平均価格は1億75万円に上り、去年の同じ時期より3割ほど値上がりしました。値上がりの波は“最後の砦”だった埼玉にも街の人からは悲鳴にも似た声が聞かれました。
“手が届くマンション”なくなる? 首都圏 平均1億円超え

不動産経済研究所によりますと、 2025年7月に首都圏で販売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億75万円となり、去年の同じ時期より3割ほど値上がりしました。
街の声を聞くと…
40代女性
「高いですね、庶民には高いですね。ここ4~5年とかめちゃくちゃ高くなっている」
30代男性
「とても買えた金額じゃない。一人では間違いなく購入は難しいかなと思う」
なぜ首都圏で平均1億円超えとなったのでしょうか?
一つは、都心湾岸エリアの超高級物件の売れ行きが良かったこと。さらに…

TBSテレビ経済部 竹岡建介記者
「ここ数年、都内は高いと言うことで『手が届かない』と言うファミリー層が神奈川県や千葉県で買う動きが活発化して値段が上がりました。今回“最後の砦”である埼玉県にもその波が押し寄せたという形なのです」

不動産経済研究所によると、2024年7月のマンションの平均価格は
▼東京都 1億874円
▼神奈川県 6110万円
▼千葉県 5344万円
▼埼玉県 4947万円 でした。
埼玉県は“手が届くマンション”のいわば最後の砦でしたが、ついに…