南海トラフ地震について高知県は被害想定の見直しを進めています。福和名誉教授らを委員とする検討委員会が20日開かれ、意見が交わされました。
この検討委員会は3月に公表された国の新想定を受けて、2013年に示された高知県版の被害想定を更新しようと進められています。名古屋大学の福和伸夫名誉教授が委員長で、20日は液状化が起こる可能性を記した地図などが示されましたが、前回「対象の層がない」とされた地域が今回の想定で「液状化の可能性が高い」となったところもあり、委員からは「解析方法を見直すべきでは」などの意見があがっていました。

次の委員会は10月ごろに予定されていて最終的な震度分布と津波浸水予測が公表される方針です。また、2025年度末までには全体の見直しを終え、報告書を公表することにしています。