随意契約による政府備蓄米について、農林水産省は今月末までとしていた販売期限を延長すると発表しました。

現在、スーパーでは新米やブレンド米などさまざまなコメが並んでいますが、宮崎市のスーパーを取材してみると、意外な価格でコメが販売されていました。

農林水産省は、随意契約の備蓄米について販売期限を今月末までとしていましたが、流通に時間がかかったなどとして販売期限を延長すると発表しました。

宮崎市の「ショッピングのだ阿波岐原店」では、先月、備蓄米を入荷し、5キロ1922円で販売したところ、すぐに完売しました。

(買い物客)
「(備蓄米の販売延長は)嬉しいです。いろんなときに、備蓄米が届いたら」
「(備蓄米の販売延長は)ありがたいです。(コメの価格が)かなり高くなったので備蓄米を利用してます」

現在、スーパーにはさまざまな種類のコメが並んでいて、こちらでは今年の新米に令和6年度産のコメ、さらに、ブレンド米や台湾産といった4種類を販売しています。

そして、価格を見てみると、新米が一番高いのかと思いきや、新米は、令和6年度産やブレンド米よりお手頃価格。

その理由は…

(ショッピングのだ 野田 勝 代表取締役)
「(令和6年度産は)米騒動もあってどうしても相場が上がっていました。それに比べて、今年は相場的には落ち着きました。だから、買取価格が安くなったので、販売価格も安くなっています」

今月入荷した新米は、売れ行き好調だということです。

(ショッピングのだ 野田 勝 代表取締役)
「(備蓄米が延長されたが)我々としては新しいコメも食べてほしいし、早期米が出ていますので(さまざまなコメを)併売していきたいと思っています」

今後、コメ価格がどう推移するのか、注目されます。