実は去年の夏から記録が伸び悩んでいた平良。一方、県外のライバルは、3年生らが記録を伸ばし、各地区の予選会を終えて平良のランキングは全国4位でした。

――沖縄を背負う必要はないと思うけど、やっぱり考えちゃう…?
平良吏美華選手:
「めっちゃ考えます。でもそれに関してはプレッシャーとは思っていなくて」「国スポで2冠を取ったときもめっちゃ沖縄のみんなが応援してくれて、喜んでくれて、家族の支えとかもあるので」
平良を指導するのは、父、俊晴さん。高校に進学する時、県外の学校からも誘いを受けた平良ですが、高校までは家族や友人がいる地元で競技を続けることを選択しました。
――クールに見えるけど、家族が大好きですよね
平良吏美華選手:
「みんなに言われます。家族大好きです」「練習は周りの友達もいるし、リラックスして、インターハイのこともいい意味で忘れて練習ができているので、沖縄に残って良かったって思います」
「高校を卒業するまでには、お父さんの想定外のタイムで泳いでビックリさせたいです」「今回はタイムにこだわりたい。去年のインターハイからベストが出ていないし、周りもどんどん速くなっていく中で、自分は去年のままって気持ちがあるので、順位は落ちたとしても、何としてでもベストは出したい」

父ともに、自分超えを目指す夏。プレッシャーに打ち勝ち、自身の記録を超えることができるのかー。挑んだのは、女子50m自由形予選です。