19日夜、島根県浜田市の浜田港の防波堤に沖合底引き漁船が衝突する事故があり、乗組員11人が救急搬送されました。
浜田海上保安部によりますと、19日午後11時50分ごろ、浜田市の浜田港の新西防波堤に沖合底引き網漁船「第二十八浜吉丸」が衝突する事故が発生。
浜田市消防本部から「漁船が防波堤に衝突しけが人が複数出ている模様」と海上保安部に通報がありました。
船は、船首バルバスバウ部が損傷し浸水がありましたが、自力で航行し帰港しました。
第二十八浜吉丸には日本人8人、インドネシア人3人のあわせて11人の乗組員が乗っていて、体の痛みなどを訴え全員が病院に搬送されました。
9人は軽傷ですが、30代の男性2人が首を骨折している疑いがあり、入院しているということです。
船は休漁期間明けの操業のため8月15日に浜田港を出港し、九州沖での漁を終えて帰港する途中でした。
浜田海上保安部は業務上過失傷害の疑いも視野に事故の詳しい原因などを調べています。