熊本市の江津湖遺跡群で、約1600年前の状態の良い墓が新たに見つかりました。
記者「今回出土した墓からは、2つ並んだ石棺が見つかりました。内側は赤いレンガのような色をしています」

長さ170cm、幅40~50cmで、ベンガラと呼ばれる赤い顔料が塗られた2つの石棺です。
方形周溝墓と呼ばれる、周りを溝で囲まれた古墳時代の墓に埋まっていました。
熊本市東区の江津湖遺跡群では、これまで約20基の周溝墓が確認されています。
今回の調査で発掘された石棺のひとつには、短剣や手斧など数種類の鉄製品が入っていて、石棺も副葬品も良好な状態で残っているのは貴重だということです。

熊本市は8月24日(日)午前10時から、一般向けの説明会を予定しています。