ふだん、なかなか知ることができない女性消防士の働き方や、仕事の裏側を知ってもらおうと消防署や消防学校を見学するバスツアー開かれました。
このバスツアーは高校生から29歳までの女性を対象に2025年初めて開催され、高校生を中心に17人が参加しました。

消防庁は2026年4月1日までに女性消防士の割合を全国平均で5%にすることを目指していますが、高知県によりますと、県内では女性の比率が全国平均の3.6%を下回る1.8%に留まっていて、参加者に将来、職業の選択肢の1つに考えてもらうことが狙いです。参加者は、女性用の宿舎についての説明や消防署内の見学、現役の女性消防士との交流などを通して楽しみながら仕事への理解を深めていました。

(参加者・高校3年生)
「兄が消防士で消防系のドラマを見て、(消防士に)なりたいと思って目指しました。すごい施設もきれいだし、過ごしやすそうだなと思いました」

(高知市消防局総合指令課 中島有紀 指揮指令統括)
「女性でも頑張ってできる。活躍してる先輩もいるんだなっていうのをわかっていただいて。ぜひ消防士になっていただけたらと思っております」

消防によりますと、8月22日には高知県南国市で消防士の説明会が予定されていて、今後も女性消防士の仕事を紹介する場を設けていきたいとしています。
