西九州新幹線の開業から来月で3年を迎えますが、武雄温泉駅から新鳥栖駅までの間は、現在も整備のめどが立っていません。
19日、佐賀県、長崎県の両知事とJR九州の社長が集まり、「未整備区間」について意見を交わしました。

19日午後、JR九州の古宮社長と長崎県の大石知事が佐賀県庁を訪れ、佐賀県の山口知事と西九州新幹線について意見交換しました。

佐賀県の武雄温泉駅から新鳥栖駅までの「未整備区間」について、国はフル規格での整備を前提に佐賀駅を通るルート案を示していますが、佐賀県が多額の財政負担などを理由に反対しています。

佐賀県 山口祥義 知事
「佐賀の駅から新鳥栖の駅まで13分なんです。最初から決めつけるのではなく色んな可能性を議論していきましょうと話をさせていただきました」
3者の意見交換は去年5月以来で、およそ1時間にわたって協議しましたが、前回と同様、議論は平行線をたどっています。