敷地内に残る練習機の格納庫跡
この日、間賀田さんは、飛行場があったすぐそばにある製茶工場を訪れました。
(間賀田(まがた)さん)
「これは何だったんですか?このえんていは?」
(大西さん)
「(訓練機の)格納庫が建っていた。これは基礎」


工場を営む大西猛己さん(80歳)が見せてくれたのは、敷地内に残っている練習機の格納庫の跡。
大西さんの父は終戦後にこの場所で茶園を始めたそうですが、戦時中の出来事を伝え聞いていました。

(大西猛己さん)
「うちの父親が昔、馬車引きをしていた。飛行機の故障は新田原(旧陸軍飛行場)に積んで行っていたという話、馬車で。ここの格納庫が建って間もなく空襲にあった。死者はいなかったが、銃撃を受けた」

長年、研究をしてきた間賀田さんも、初めて目にした戦争遺構です。
(間賀田 晴行 さん)「はぁ…すごいね」
