高齢者にゆっくりと買い物を楽しんでもらおうという取り組みです。玉野市のコンビニエンスストアで、地域の介護施設と連携した「スローショッピング」が行われました。

「いらっしゃいませ!暑いですね今日も」

隣にあるグループホームから利用者が買い物に訪れます。ファミリーマート玉野東児店で1時間限定で行われた、高齢者にゆっくりと買い物を楽しんでもらおうという取り組み「スローショッピング」です。

「冷やして食べようか」「うん」

車いすでも通りやすいよう、通常より通路を広く取り、認知症の患者でも商品を認識しやすいよう、簡単なイラスト=ピクトグラムも設置しています。

レジも専用のものを用意。会計の際の計算などに時間がかかっても、他の利用客からのプレッシャーを感じることもありません。

(利用者)
「ゆっくり買い物できましたけどどうでした?」「楽しかった」「楽ですね、この方が。人がおらんから。人がいっぱいおったら難しいんです。買い物も」

(けあビジョンホーム玉野 岡野賞子ホーム長)
「車いすの方はなかなか買い物がゆっくりできない焦らされるというのがあるので、こちらは広く取っていただいているのでゆっくり買い物ができました」

(ファミリーマート岡山南営業所 金政晃営業所長)
「地域の方々により安心してお買い物いただける、また地域に根ざした取り組みを今後もしていければと思っています」

主催したファミリーマートでは、今後もこうした取り組みを通して社会貢献をしていきたいということです。